遺伝子改変動物事業

宇都宮事業所遺伝子改変動物の作製に関わる高品質で高水準の総合的な技術サービスを提供することで日本の生命科学の発展に貢献することを目指します。 研究者の皆様に替わって遺伝子改変動物の作製を行い、迅速かつ確実にお届け致します。


動物福祉への取り組み

特殊免疫研究所宇都宮事業所では、実験動物の飼養、保管、輸送ならびに利用において、実験動物福祉の観点に立った適切な動物実験の実施を推進しています。
実験動物は生命科学の進展や医療技術の向上、新薬の開発等に必要不可欠な生物資源であり、実験動物の科学上の利用にあたっては、動物が命あるものであることに鑑み、科学的合理性に基づき、動物の福祉に配慮し、動物に対する感謝の念と責任をもってあたります。3Rsに最大限の配慮をして適切な動物実験の実施に取り組みます。また、人の生命、身体等への侵害を防止し、周辺の生活環境の保全にも努めます。
このような動物実験への取り組みにより、公益社団法人日本実験動物協会の実験動物生産施設等福祉認証を取得しています(認証番号012号)。 

実験動物生産施設等福祉認証

CRISPR/Cas9システム

CRISPR/Cas9システムCRISPR-Cas9システムとは?
原核生物の獲得免疫機構を利用したゲノム編集技術です。標的遺伝子の配列に対して特異的に結合する配列 guide RNA (gRNA)とCas9ヌクレアーゼの働きにより任意の配列を切断する事が出来ます。この編集技術を利用することで、受精卵での標的遺伝子のフレームシフト変異や変異導入を可能にし、新たなゲノム編集の技術として注目されています。


セミ・ノックイン

CRISPR/Cas9システムセミ・ノックインマウス、ラットとは?
約200 kbのゲノムクローン(BACクローン)をプロモーターにして発現ユニットを構築して、マイクロインジェクション法でTgマウス、Tgラットを作出します。あたかもノックインのように外来遺伝子(ヒトの相同遺伝子座、Creカセット、蛍光タンパク質、エピトープタグ等)を発現するTgマウス、Tgラットを、短期間で作出できる技術です。 


ノックアウトマウス

ノックアウトマウスRed/ET テクノロジーを利用して標的遺伝子のノックアウトターゲティングベクターを構築し、遺伝子ターゲティングにより標的遺伝子の構成遺伝子が欠損した ES 細胞株を樹立致します。 その ES 細胞株をマウス初期胚に注入してキメラマウスを作出し、さらにキメラマウスと野生型マウスを交配させて産子を得て、注入した ES 細胞株から分化した精子に由来するF1マウスを選択致します。これらのF1マウスのうち、構成遺伝子が欠損した標的遺伝子座を持つヘテロミュータントマウスを選択致します。 


ノックインマウス

マウスゲノムクローンを利用して精密なべクターコンストラクションを行うことにより、PCRクローニングによるエラーを気にせずに、正確にノックインされた遺伝子座をマウスゲノムに導入することができます。自社で樹立した高品質のES細胞株により、効率よくジャームラインキメラを獲得できます。また、サザンブロットによる正確なジェノタイピングでES細胞株、マウスのスクリーニングを行います。 


コンディショナルノックアウトマウス

Red/ET テクノロジーを利用して、標的遺伝子のコンディショナルノックアウトターゲティングベクターを構築し、遺伝子ターゲティン グにより機能ドメインをコードするエキソンが loxP 配列ではさまれた標的遺伝子座を持つ ES 細胞株を樹立致します。その ES 細胞株をマウス初期胚に注入してキメラマウスを作出し、さらにキメラマウスと野生型マウスを交配させて産子を得て、注入した ES 細胞株から分化した精子に由来する F1マウスを選択致します。これらの F1 マウスのうち、構成遺伝子が欠損した標的遺伝子座を持つヘテロミュータントマウスを選択致します。